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2009年9月22日 (火)

弟子屈空港の廃港とアクセス数急増

Teshikagaap3  このブログの1日のアクセス数は多くても100回程度なのですが、16日に突然262回に急増しました。何の記事がそんなに注目を集めているのかと思って確認したところ、弟子屈空港の廃港に関する記事でした。検索ワードを確認したところ、「弟子屈飛行場」が最も多く、恐らくどこかで弟子屈飛行場の廃港に関するニュースが流れ、それについて検索して、このブログにたどり着いた人が多かったのでしょう。

 すぐ前に日本航空が経営再建のために路線を多数廃止し、国内7カ所の空港から撤退、定期航空路の無くなる空港が出るというニュースが流れたため、「空港 廃止」で検索してたどり着いた人が多いのかと思いましたが、そういうわけではないようです。もっとも、関連ニュースの中で弟子屈飛行場の廃止に触れている記事もありましたので、それを見て「弟子屈飛行場って何だ?」と思って検索した人もいたかもしれません。

 日本航空が撤退するのは、できたばかりの神戸、静岡の他、丘珠、奥尻、松本、広島西、粟国の7カ所と報じられています。この内、傘下の琉球エアコミュータが就航していた粟国は既に撤退し、第一航空が路線を引き継いでいます。神戸、静岡は他社も就航しているので、直ちに定期航空路がなくなるわけではありません。

 松本、広島西は、日本航空系の日本エアコミュータしか就航していませんので、定期航空路がなくなり、場合によっては廃港の可能性も出てきます。松本は地元企業が利用しているということなのですぐに廃港ということはないでしょうが、広島西は、道路建設に伴う滑走路短縮、それを補うための沖合延長という問題があり、県が存続に消極的といいますから、本当に廃港になるかもしれません。

 丘珠、奥尻は日本航空系の北海道エアシステムが就航していますが、こちらは路線廃止ではなく、北海道エアシステムから資本を引き揚げるとしています。地元資本が引き受ければ運航は継続されることになりますが、何しろ北海道経済は冷え込んでおり、航空会社を引き受けるのは難しそうです。また、北海道の主要企業は北海道国際航空(エア・ドゥ)に出資しており、さらに北海道エアシステムに出資というのは難しいでしょう。

 函館-奥尻線は全日空系のエアー北海道が撤退した後を北海道エアシステムが引き継いだ経緯があるので、全日空で引き取るというのも難しそうです。そうなると奥尻空港は定期航空路がなくなり、場合によっては礼文空港のように空港の休止となることも考えられます。

 丘珠空港は、北海道エアシステムの他にも全日空系の定期航空路が運行されていますが、先日全日空は丘珠の全路線を新千歳に移すと発表しており、両方なくなれば当然定期航空路はなくなってしまいます。全日空が撤退すると言っている以上、全日空が路線を引き継ぐということは考えられません。ただ、丘珠空港は自衛隊管理の空港で、警察や消防も使っていますから、廃港になる恐れはないでしょう。

 高速1000円以来、フェリー、バス、鉄道と地方交通は大きく傷ついていますが、今度は高速道路の影響を受けにくい航空も危機ということで、地方交通は危機的状況を深めています。無闇と補助をすれば良いということではありませんが、このままでは地方は交通インフラの崩壊により衰退の度を進めてしまいかねません。新政権は地方重視も謳っていますので、選挙用のマニフェストに囚われることなく、迅速に対策を考案、実施して欲しいものです。

 

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コメント

 こんばんは
 そう、「弟子屈空港」がキーワードのトップにきていたので「あれ?」と思っていました。
 多分道新に掲載されたのでしょうね。
 JALの経営問題に関係して路線廃止のニュースはいろいろ取りざたされています。
 正直、どの空港のどの路線が廃止になるのか、デルタ・アメリカン航空との資本含む提携がどうなるのか、経営形態がどうなるかがある程度固まってからでないと本当のところは分からないし、現時点ではJAL自身もよく分かっていないと思います。
 ただ、いま路線廃止が取りざたされている空港の中でも、大型・中型機による飛行が続いている路線もありますので、機材の小型化を考えてみてもいいのでは?と思う区間が多数あります。

投稿: buschan | 2009年9月24日 (木) 00時46分

 buschanさん、毎度コメントありがとうございます。
 JAL問題は、新国土交通相の介入もあって迷走していますね。もっとも、経営改善計画そのものより、その実現性に問題があるということのようなので、新しい組織で新しい改善計画を練るより、実行力のあるスタッフに、経営陣を置き換える方が早道のように思えるのですが。
 しかし、JALは早く対応を決めないと資金不足になってしまうという状況にあるといいますから、対応が遅れると不渡りを出して事実上の倒産という恐れもあります。倒産したから直ちに運航停止になるとは限りませんが、可能性としては倒産、即日全面運航停止ということも考えられるわけです。国土交通相が第一に考えるべきことは、そういった最悪の事態になることを避けることではないでしょうか。
 さて、JALは経営再建できるのでしょうか。できればあまり大幅な路線廃止なしに再建して欲しいと思うのですが、難しいのでしょうね。

投稿: 鉄枕 | 2009年9月28日 (月) 21時13分

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